あなたの体の専門家 渡嘉敷大雅のブログ

真の美容・健康は正しい知識から生まれる

神経痛の矛盾 その①

体のことなら

とりあえずあいつに聞いておけ

「あなたの専属トレーナー」


渡嘉敷 大雅のブログ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


こんにちは!


渡嘉敷大雅です

 

 

 

あなたには慢性化している腰の痛みや

脚の痺れがありますか?

 

もしあるなら、それはなぜ起きているか

説明を受けたことがありますか?

 

おそらく、

神経が圧迫されて起きている

と言われたことがあるはずです。

 

私の臨床経験上

その理論には矛盾を感じることが多く

現在、否定できる理論になっています。

 

 

 

そこで今回は、これまで盲目的に信じられてきた

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、

梨状筋症候群などに言われているような

 

神経が圧迫や絞扼をうけて痛みや痺れが出る

 

という理論の矛盾を考えていきます。

 

 

 

神経に触れても何も感じない

 

そもそも、神経線維というのは

情報を伝えるためのケーブルの役割で

受容器(神経の末端で情報をキャッチする器官)

からの情報を脳に伝えるだけの役割しかありません。

 

受容器と神経と脳の関係を

スピーカーに当てはめてみると

 

マイクのヘッドの部分が受容器、

途中のコードが神経線維

スピーカーやコンピューターなど、

アウトプットするハードが脳というイメージです。

f:id:tiger_dragon513:20190115130247j:image

 

マイクのコードを踏んでも音はでないように

神経線維そのものに受容器はなく、

刺激は脳には届きません。

よって、圧迫を受けたとしても

神経線維が損傷(脱髄)してしまうような

強い衝撃でない限り症状は出ないと考えられます。

 

実際に、マウスで行われた実験でも

神経線維をピンセットで摘んでも

マウスの動向には何も変化がなかった

という報告があります。

 

また、「羊たちの沈黙」を始めとする

サスペンスホラー映画のシリーズがあるのですが

そのワンシーンでは、

麻酔もかけず座らせた、生きたままの人間の脳を

ナイフで切り取ってステーキのようにして

何も気づかない本人に食べさせる

というなんともグロテスクなシーンがあるのですが

これは、脳実質にも感覚を司る

受容器が存在していないことを表しています。

 

 

痛覚だけが刺激されている

他にも矛盾は山ほどあります。

 

神経痛と言われる症状では

痛み、痺れのみを訴える方がほとんどです。

熱いとか、四肢が勝手に動く

といった症状はほとんど聞きません。

 

神経というのは痛覚や触覚だけでなく

運動や温感を司る神経線維もあります。

 

末梢神経として椎骨から伸びる際には、

無秩序に伸びているわけではなく

腕に伸びる神経、足に伸びる神経という風に

相当する部位ごとにある程度まとまって走っています。

体幹部に近い部分では、

とくにそれらは並走していますが

なのに、なぜ痛覚や触覚だけが

刺激されてしまうのでしょうか?

 

末梢で組織に入る時に別れるのならわかりますが

圧迫や絞扼を受けている部分というのは

大抵の場合太い神経の束です。

 

神経発火が起きるほどの圧迫刺激であれば

熱い冷たいなどの感覚も症状として出るはずですし、

不随意運動も起こるはずです。

 

 

圧迫を受けやすいのは運動神経

 

これは教科書に記載がある内容なのですが、

運動神経は太く

痛覚を担う神経は細い

というルールがあり

圧迫を受けやすいのは太い運動神経とされています。

ならば痛みや痺れよりも

不随意運動が出やすいのではないでしょうか?

 

 

 

神経の損傷の種類として、絞扼や圧迫以外に

牽引や引き抜きによる伸長ストレスもあります。

坐骨神経痛などは、梨状筋による圧迫を考える前に

膝関節のアライメント不良などによる

伸長ストレスというのを考慮するべきなのでは

ないでしょうか?

 

 

 

今回の記事はここまでです!

 

次回のその②では、代表的な疾患とともに

考えていきます。

 

こちらからどうぞ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

ご質問やお問い合わせは、各種SNSからどうぞ!

 


インスタグラム

https://www.instagram.com/tokashiki_taiga/

 


公式LINE

 

 

noteでは、さらに掘り下げた内容を

同業者向けに発信しています

https://note.com/taiga_tokashiki