あなたの体の専門家 渡嘉敷大雅のブログ

真の美容・健康は正しい知識から生まれる

牛乳を飲むことが健康に悪影響である理由

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トレーナーでも、治療家でもない

「あなたの体の専門家」


渡嘉敷大雅のブログ

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こんにちは!


渡嘉敷大雅です

 

 

 

日本では、学校給食がある9年間

ほぼ全員の生徒が牛乳を飲みます。

保育園や幼稚園の給食やおやつでも

牛乳がよく出ますし、家庭でも健康のために

牛乳を飲むという方は多いのではないでしょうか。

 

カルシウムの摂取やタンパク源として

健康のために飲むべき!

というイメージがある牛乳ですが

実は、栄養素や流通の過程を考えると

飲まないほうがいいという意見が

強くなってきているということはご存知でしょうか?

 

かく言う私も、乳製品は嗜好品だと捉えて

牛乳を飲むということはほとんどなくなりました。

 

その理由を解説していきます。

 

 

5大栄養素でみる牛乳

栄養学の観点では、食品の栄養素の評価に

5大栄養素という概念を用います。

糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質、

ビタミン、ミネラルの5つです。

 

まずは、この5大栄養素に則って

牛乳を分析していきます。

 

糖質

牛乳に含まれる糖質は乳糖が主成分です。

乳糖不耐症という言葉を連想しましたか?

消化不良に繋がり、他の人種に比べて

特に日本人に多いと言われている

乳糖不耐症ですが、実は、健康への悪影響は

ほとんど関係ありません。

この話題も、深掘りするとけっこうな

ボリュームになるので、別記事にてまとめます。

 

 

脂質

牛乳に含まれる脂質は、飽和脂肪酸が主です。

飽和脂肪酸は、多量に摂取すると心血管疾患の

リスクが高まるとされています。

そんな飽和脂肪酸と言えど、排除すべきもの

ではありませんが、一般的な食生活で

不足することはほぼないため、わざわざ

牛乳を飲む理由にはならないでしょう。

 

 

タンパク質

「乳製品といえばホエイ」というイメージが

ある方も多いかと思いますが、牛乳に含まれる

タンパク質の実に8割がカゼインです。

カゼインはアレルギーとの繋がりが強調される

タンパク質ですが、カゼインそのものが

絶対的に悪いわけではありません。

 

ホエイはチーズを作る過程で分離する成分で、

ヨーグルトの上澄みの液体もホエイです。

かつては、チーズを作る過程で大量に破棄

されていましたが、その高い栄養価が注目され

今ではさまざまな加工食品やサプリメント

などに使用されています。

 

 

ビタミン

牛乳にも、ビタミンB群を中心に様々な

ビタミンが含まれます。しかし、店頭に並ぶ

市販の牛乳ではそのほとんどのビタミンは

破壊されてしまっていると考えられます。

 

市販に出回っている牛乳の殺菌処理の際に

高温での加熱殺菌をしていることが多く、

(おそらく時短のために)そうなると

ビタミン類は熱に弱いために壊されてしまいます。

 

タンパク質も、この高温の加熱処理によって

糖化という変性を起こし、搾りたての状態とは

変わってしまっていることが想像できます。

それによって、アレルギーを引き起こしたり

「リーキーガット」という、腸の炎症反応の

引き金になるのではないかと考えられています。

 

高温加熱殺菌によって栄養素の破壊・変性が

起こることは、乳製品だけでなく

野菜ジュース・フルーツジュースや

ファスティングのお供になる、いわゆる

酵素ドリンクなどにも当てはまるものです。

 

 

ミネラル

牛乳に含まれる栄養素で、特筆すべきなのが

カルシウムです。牛乳はカルシウムを

最も効率的に摂取できる食品と言っても

過言ではありません。

 

しかし、それがデメリットになっている

という主張もあるのです。

人間には体内の環境を一定に保とうとする、

恒常性という性質があります。

大きな変化が短い時間で起こると、その分

戻そうとする力も短時間で急激に働きます。

とくに、ミネラルは神経伝達や水分量の調節に

深く関わるので、最適環境が守られていなければなりません。

 

牛乳を飲むことで多量のカルシウムが体内に

入ると、体はカルシウムを排出するシステムを

活発にします。そしてそれは、

他のミネラルの量や濃度にも影響を及ぼし

骨密度の低下や他のミネラル不足に陥る

可能性があるということなのです。

 

もちろん、カルシウムは体に必要不可欠な

栄養素ですが、摂りすぎも私たちの体には

悪影響なのです。

 

骨の成長にはタンパク質

骨の成長にカルシウムが必要!

というイメージをお持ちではないでしょうか?

子どもの成長にも、高齢者の健康増進にも

牛乳を飲みましょうと言われていたのは、

もう一昔前の話です。

 

たしかに、カルシウムは骨を構成する栄養素の

一つですが、骨の成長や強度を保つのには

タンパク質とビタミンCもかかせません。

カルシウムよりも、タンパク質と

ビタミンCが不足している方が多いこと、

牛乳を飲むと、急激にカルシウムを

摂取してしまうこと

牛乳の栄養素は変性している可能性が高い

ということを考えると、骨ごと食べられる

小魚や魚の缶詰めのほうが、カルシウムと

タンパク質の補給には最適だと言えます。

 

また、カルシウム不足だとイライラしやすい

という話もきいたことはありませんか?

たしかに、カルシウムもそうなのですが

不足すると感情にも影響が出るのは

ビタミンやミネラル全般に言えることですし、

栄養状態だけでなく睡眠や腸内環境など

その原因は多岐に渡ります。

 

ですので、カルシウムは特別な栄養素ではなく

体に必要な様々な栄養素のうちの一つでしか

ありません。

 

 

 

 

こんな人は乳製品を絶ってみよう

 

このように、牛乳(乳製品)は様々な理由から

健康のために積極的に摂るものではない

というのが私の結論です。つまり、嗜好品ですね。

 

嗜好品なので、飲むな!というものではなく、

好きで好きで毎日飲みたくてたまらない

という方は飲んだらいいと思いますが

摂るにしても、できるだけ少ない方が良い

ということはお伝えしておきます。

 

ほぼ毎日牛乳を飲んでいる、

ヨーグルトを食べているという方で

 

  • お腹を下しやすい
  • ニキビや発疹など肌トラブルがある
  • 寝ても疲れが取れない
  • 朝が弱く、日中も眠気やダルさが残る
  • 減量、増量などボディメイク中である

 

などに当てはまるのであれば、

試しに、1〜2ヶ月乳製品を完全に絶ってみると

改善が見られたり、お悩みが解決するかもしれません。

 

もちろん、体の症状というのは

様々要因が複雑に絡み合っていますので

乳製品を絶って改善したからといって

乳製品があなたにとって、完全に悪である

ということにはなりません。

 

しかし、自分の体の健康を見つめ直す

きっかけにはなると思います。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます^_^

 

ここまで読んでくださったあなたには

どうしても伝えたいことがあります。

もう少しだけ読んでいただけたら嬉しいです。

 

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「トレーニングの必要性」について

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