あなたの体の専門家 渡嘉敷大雅のブログ

真の美容・健康は正しい知識から生まれる

途中から治療を受けに来れなくなっても五十肩が改善した話

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トレーナーでも、治療家でもない

「あなたの体の専門家」


渡嘉敷 大雅のブログ

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こんにちは!


渡嘉敷大雅です

 

 

 

私は今、白金台での治療院の開業に向けて

少しずつ準備をしているのですが、

開業が決まった旨を報告しようと

ある方に数ヶ月ぶりに連絡しました。

 

その方は、昨年末からご紹介をきっかけに

いわゆる五十肩の治療をしていました。

 

お忙しくされているようで、

なかなかスケジュールを合わせられず

数ヶ月に1度施術をする

というような状況でしたが、

コロナの影響もあり5ヶ月ほど

お会いしていなかったんです。

(そんなに空いていたなんて、書いていて驚きました)

 

その方との治療ややりとりのことを

記事にしてみました。

自分の腕に自信がない同業者の方なら、

気づきを得ることができる内容になると思います。

 

 

 

施術1回目

 

初めてお会いしたときは

 

半年ほど前から出始め症状がピークを迎えて

少し落ち着き、良くも悪くも変化しなくなった

 

という状況での1回目の施術。

と言っても、この日は状態の確認と

症状や痛みに対しての正しい捉え方を

説明させていただく程度で60分ぐらいでした。

 

痛いのに無理に動かしたり施術しても

逆効果なケースもありますからね。

レーニングで追い込みたいわけじゃないので

できるだけ苦痛を感じない方法を選びます。

 

可動域や疼痛レベルの変化は

そこまでありませんでしたが、患者さんの

表情が大きく変わったように見えました。

 

来た時は、緊張や不安もあってか

強張った表情でしたが、帰るときには

スッキリしたような表情でした。

施術はトータルで5分ぐらいでしたが

それでもスッキリした表情って出るんです。

 

もちろん、施術を受けたい人には

施術をしますし、話したい人には話します。

相手が求めていることを提供するのは

簡単ですが、その中でもこちらの権威性を示し

必要だと思うものもきちんと伝える。

これはトーク力がないとできません。

コミュニケーションと説明ができるトーク力は

必須のスキルです。

 

そんなこんなで、警戒心と不安を除くという

1回目のステップは達成しました。

 

今回はご紹介で、2人でいらしていたので

ご紹介者様も同席してもらいました。

初めて会う男性に体を触られるわけですから、

警戒心を取り除くためなら同席してもらうのは

とてもいい手段だと思います。

女性の方ならなおさらです。

 

同じ五十肩で悩んでいた方の、

劇的な改善を見せた臨床動画を

最初に見てもらいました。

 

他の同業者の方の動画をお借りしたのですが

これも、不安を除くための1つのアプローチです。

 

半年以上悩まされていたケースで、

自分の体に対してマイナスなイメージが

こびりついていそうだったので、

「あくまでも一例ですが、こんなにすぐに

 変化が出るケースもありますよ」

という例を見せることで、

少しの希望を持たせるというのも

とても有効な手段だと思います。

 

 

 

 

施術2回目

 

2回目は、前回から3〜4ヶ月ほど空きまして

お越しいただきました。

当然ですが、初回とは違って

最初から表情も柔らかく和やかな雰囲気で

始められました。

 

本当に、雰囲気づくりって大事です。

必ずしも毎回笑いを取る必要はないですが、

お笑いライブやバラエティの収録でも

前座で場を温める芸人さんがいるように、

気の利いたトークで始まるっていうのは

治療でもトレーニングでも必須なんじゃないか

と思っています。

 

2回目は、いろいろ準備していました。

手技もテーピングも、エクササイズも

一通りしたというかんじです。

 

こうなってくると、どれが効果があったのか

検証することはできないので

データ集めにはなりませんが、強いて言うなら

自動運動と他動運動で動きや痛がり方に

違いがあったので、そこを切り口に

アプローチを進めていくと

かなり変化が出た印象です。

 

興味があれば、ビフォーアフター動画は

こちらからどうぞ↓

https://youtu.be/GAwcWw1-scE

 

「動かすと痛いからあまり動かさないように」

というかんじになっていたであろう

患者さんの思考を、「動かしても大丈夫」

という風に変えてあげることができれば

それは立派な治療です。

 

症状が全くなくなったわけではなく

痛みはあるけど動かせるというレベルで

セルフケアのためのエクササイズを

ひとつお伝えして、この日は終わりました。

 

その後も連絡を取り、

エクササイズをするように意識づけたり

様子を伺ったりしていましたが、

コロナの報道が加熱してきて

対面での施術は暫く見送ろうということになり

気づいたら5ヶ月ほど経っていました。

 

特に連絡もなかったので、悪化することは

ないだろうとは思っていたのですが

今月に入って連絡してみたところ、

ほぼ気にならない程度に回復していたようで

ここまで来たら、とりあえず僕の役割は

終わりです。

 

めでたし、めでたし、ということでした。

 

 

 

 

 

さて、ここで私も含む同業者が陥りやすいのが

「自分の介入によって改善した」という思考です。

 

もちろん、患者さんからしたらそういう

認識になるでしょうしビジネス的にも

そういう認識の方がありがたいのですが、

プロとして本質を追い求めるとなると

それではいけません。

 

 

 

この患者さんは整形外科での治療も

過去に受けていて、これまでの他者による

施術や物療の刺激が蓄積されていだおかげで

私の施術によって変化したのかもしれません。

 

また、例えば3種類のアプローチを試し

それぞれを刺激A、B、Cだとします。

Cを施したタイミング変化が出ると、

Cの方法が効果があったと認識する人が

大半だと思いますが、

 

A→B→Cの順番だから変化が出たのかも

しれないですし、BのあとにAでもCでも

何をやっても変化したのかもしれません。

また、Aの刺激による変化が

時間が経って出たのかもしれません。

 

 

また、今回は五十肩の治療でしたが

確認していないだけで、他の部位にも

何か影響があったのかもしれませんし、

他の方の全く別の症状にも

変化が出せるのかもしれません。

 

考えれば考えるほどキリがありませんし、

患者さんは確実にそこまで求めていないし、

良くなれば何でもいいって言うかもしれません。

 

しかし、同業者がこういう考察をせずに

変化が出れば何でもOKという思考だからこそ

治療やリピートで悩む方が出てくるのでは

ないでしょうか。

 

 

 

この記事の内容が、私と同じプロ意識のある

同業者の方にとって、何かヒントを掴む

きっかけになってくれれば幸いです。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます^_^

 

ここまで読んでくださったあなたには

どうしても伝えたいことがあります。

もう少しだけ読んでいただけたら嬉しいです。

 

全国民に読んで欲しい

「トレーニングの必要性」について

書いた記事はこちら

 

私が1番トレーナーとして大事にしていることは

こちらの記事をご覧ください。

 

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