あなたの体の専門家 渡嘉敷大雅のブログ

真の美容・健康は正しい知識から生まれる

サプリメントのメリット・デメリット、正しい使い方

f:id:tiger_dragon513:20200804172459j:image

トレーナーでも、治療家でもない

「あなたの体の専門家」


渡嘉敷 大雅のブログ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


こんにちは!


渡嘉敷大雅です

 

 

 

医療の発展とともに、平均寿命ではなく

健康寿命が注目される時代になってきました。

そんな中、健康や美容の目的を謳った

サプリメントは様々な商品開発がされ

どこでも、安く手に入るようになっています。

 

私と同世代の20歳前後の学生や社会人にも

ビタミンやミネラル、タンパク質やアミノ酸

サプリメントで摂るという概念があることは

一昔前には無かった現象なのではないかと思います。

 

 

サプリメントを摂ることはメリットだけでなく

デメリットも当然存在します。

 

しかしながら、それをしっかりと認識した上で

使っている人は、果たしてどれほどいるのでしょうか。

 

私の元にも、お客様や知人から

サプリメントや栄養に関する質問が届きます。

しかし、自分にはどのサプリメントがいいか

というその理由まで訊こうとする人は

実はあまりいません。

また、最低限必要な知識がないと

効果が出なかったり、健康を害することに繋がります。

 

健康の為に飲んでいるサプリメントによって

健康を害していては本末転倒です。

 

何事にもメリットとデメリットの

両方が存在します。

この記事を読むことによって

サプリメントの適切な使い方について

正しい知識を持っていただければと思います。

 

 

 

 

サプリメントを利用するメリット

  1. 特定の栄養素だけを補える
  2. 摂取カロリーを抑えられる
  3. 栄養素の摂取効率が高まる
  4. 場所を選ばず、手軽に栄養補給できる

 

1・2】特定の栄養素を補い、カロリーを抑えられる

これについては、プロテイン

例としてわかりやすいです。

プロテインは、タンパク質の補給を目的とした

サプリメントです。

(実は最近、プロテインはもはや

サプリメントではなく通常の食品と捉えても

いいのではないかとも考えているのですが、

それはまた別の機会にお伝えします)

通常の食材だと肉、魚、卵、豆類、乳製品

などが主なタンパク源となります。

これらの食材には、脂質や糖質も含まれており

タンパク質の必要量をクリアする為には

カロリー過多になってしまいがちです。

 

また、低カロリーで高タンパクな食材は

高価であったり、味や食感に難があったりと

誰でも手軽に食べられるかというと

決してそうではありません。

 

プロテインは、脂質をできるだけ排除し

タンパク質の含有率は平均して80%以上。

(肉や魚は通常20%程度)

水に溶かしてすぐ飲め、手間がかからない。

 

などなど、様々な不便を解決してくれます。

スポーツをやっている人や、

筋トレをしている人はもちろんのこと

ダイエットや減量中にも重宝されています。

 

最近では、特別な理由が無くても

健康のことを考えると全ての人に必要

なんてことも言われています。

 

 

3】栄養素の摂取効率が高まる

例えばビタミンCは、紫外線や

その他のストレス刺激から身を守ったり、

免疫の働きを高めるために必要だったり、

体の中で様々な働きに関わっていることが

最近の研究ではわかってきています。

 

喫煙や飲酒の習慣がある人などは

より多くのビタミンCを必要とするそうです。

 

しかし、ビタミンCは壊れやすいうえに

水溶性なので、野菜の調理過程では

そのほとんどが失われているともいわれます。

 

そこで、調理をしなくてもそのまま食べられる

果物を食べるのが良いとされていますが、

保存することでその含有量は減っていく一方だ

とも言われています。

とは言うものの、鮮度の良い果物を

毎日食べるという家庭は

そう多くはないはずですし

多量のビタミンCを摂るには果物だけで

お腹いっぱいになってしまいます。

 

アセロラローズヒップには大量の

ビタミンCが含まれていることがわかっており

天然のビタミンCを効率よく摂れると

注目されていますが、一般的な市場には

出回っていません。

 

これらのことから、ビタミンCは

サプリメントが最も効率の良い摂取方法だ

という意見もあります。

 

 

4】場所を選ばす、手軽に栄養を補給できる

 

普段、外食が多いという方には共感して

いただけるのではないかと思いますが、

外食のメニューではどうしても脂質や糖質が

多く、タンパク質が少ないメニューに

なりがちです。

そんな方は、食事に追加してプロテインを飲む

ということを実践されている方も

いらっしゃるかと思いますが

中には、食事をとる時間さえも節約したい

という声を聞くこともあります。

 

そういう方の要望を叶えたのが、完全栄養食

またはミールリプレイスメントというような、

パウダー状のサプリメント

水に溶かして飲むことで最低限必要な

栄養素を補給できるという

プロテインの延長にあるような商品もあります。

 

それは、タンパク質だけではなく

エネルギーとなる糖質や脂質、

体の機能を守るビタミンやミネラル

食物繊維なども含まれていますので

栄養素の面で言えば、通常の食事を再現した

とも言えるでしょう。

 

ゆっくり食事が取れる時間と場所がない

という方にはすごく便利なものだと思います。

 

 

以上のように、メリットだけを見ると

サプリメントを利用しない手はない!

となりますが、私が危険視しているのは

例えば専門家の指導によるものではない

自己流でのファスティングプログラムを

ダイエット目的で行おうとして

サプリメントのみの生活を一定期間

してしまうことや

サプリメントで補えるからと言って

砂糖や脂質が高いスイーツをメインにした

食生活を送るということをする人がいるからです。

今これを読んでいるあなたには

そんなこと考えられないかもしれませんが

実際にそういう方もいるのが事実です。

 

もし仮に、そのようなことをした場合

どのようなことが想定されるかを

サプリメントのデメリットとして

考えてみました。

 

 

 

サプリメントを利用して

極端な食生活をするデメリット

 

  1. 便秘がちになる
  2. 消化吸収能力が落ちる
  3. 冷えやすくなる
  4. 過剰摂取の危険性

 

(上記の1〜3は、減量のために食事の量を

極端に減らし、栄養素を補うために

サプリメントに依存した場合を

想定しています。)

 

 

1】便秘がちになる

食事の量を極端に減らした食事制限をすると

当然ですが、便の量も減ってしまいます。

便は、食べたものがそのまま定期的に

出るわけではなく、ある一定の量が

直腸に溜まるとそれが排便の回路を刺激し、

便意が起こるようになっています。

 

つまり、極端に食事量を減らすと

便の滞留時間が長くなってしまい、

腐敗が進むことになります。

 

消化した食べ物は、小腸でその栄養素の

大部分が吸収されます。

そして、できるだけ栄養素を無駄にしないよう

大腸でも、僅かではありますが吸収を行います。

 

便の中身は、栄養素が吸収された

いわゆる「食べかす」の他にも、

体内から排出すべき毒素も含まれています。

 

便の滞留時間が長くなると、

その毒素の一部も再吸収されてしまい

血液にのってまた全身を巡ることになります。

そのため、便秘というのは口臭やおなら

その他の諸々の不調に繋がります。

まさに、百害あって一利なしなのです。

 

そうならないためにも、減量の際は

極端に食べる量を減らさず

低カロリーの食材を選ぶことを心がける

ということがとても重要です。

 

 

2】消化吸収能力が落ちる

サプリメントは消化する過程が短縮でき

吸収効率も高いということは、

それが常態化すると消化し吸収しようとする

能力が落ちる可能性がでてきます。

 

運動量が少なければ体力も落ちますし

食事の量が減れば胃の容量も小さくなります。

 

過不足がないようにと多量の摂取を続けると、

過剰摂取にならないように

吸収効率を落とすようなシステムが働いても

なんら不思議ではありません。

 

栄養補給をサプリメントに頼った食生活が

当たり前になり、なんらかの理由で

その供給が断たれた時、その肉体を保つことは

できるのでしょうか。

 

 

3】冷えやすくなる

人が生命を維持するためには、体温を保つ

ということがとても重要になってきます。

体温の低下は、体内のほぼ全ての機能の

低下に繋がるため、冷えは万病の元

とも言われるのです。

運動の際に消費されたエネルギーは
実はそのほとんどが熱にかわります。
運動時だけでなく、食べたものを
消化吸収する際にも熱は発生します。

 

食事の量を極端に減らすと、

この消化による熱産生が減るため

冷えにつながります。

実際に、ファスティング中は

冷えやすいので入浴を勧められます。

 

 

4】過剰摂取の危険性

ビタミンCやビタミンB群は、

余剰分は吸収されずに排出されるため

過剰摂取による健康被害はない

とされていますが

鉄や亜鉛などのミネラル類は

過剰摂取の注意喚起がなされています。

水や糖も、体にとって必要な物質ですが

摂り過ぎると毒になるように、

吸収効率が高まるサプリメント

さらに注意が必要です。

 

 

 

 

サプリメントの正しい使い方

 

ここまでお伝えしたように、

サプリメントはとても便利な食品ですが

あくまでも、栄養補助食品です。

 

様々な食材から栄養をとることは

心と体の満足につながります。

食への価値観は人それぞれですが、

サプリメントに頼りすぎることは

メリットばかりではないと私は考えます。

 

また、この世には

絶対的に体に良い(悪い)食材なんてものは

存在しません。

なんでも摂りすぎは毒ですし、

必要な物を断とうとするのは

ある側面から見ればメリットでも

一方から見ればデメリットとなります。

 

これを飲むだけで!とか

〇〇の何倍の効果!なんてものは

全て嘘だとはっきり言えます。

 

皆さんが、間違った情報に

惑わされないようにするためには

正しい知識と考え方を身につけるのが最適です。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後まで読んでいただきありがとうございます^_^

 

ここまで読んでくださったあなたには

どうしても伝えたいことがあります。

もう少しだけ読んでいただけたら嬉しいです。

 

全国民に読んで欲しい

「トレーニングの必要性」について

書いた記事はこちら

 

私が1番トレーナーとして大事にしていることは

こちらの記事をご覧ください。

 

ご質問やお問い合わせは、各種SNSからどうぞ!

 

ツイッター

https://mobile.twitter.com/taiga_tokashiki


インスタグラム

https://www.instagram.com/tokashiki_taiga/

 


公式LINE

 

 

noteでは、さらに掘り下げた内容を

同業者向けに発信しています

https://note.com/taiga_tokashiki